ノンコメドジェニックで毛穴ケア&ニキビケア

皮脂の長所と短所を知って正しく対処
ニキビの成り立ちを考えると、皮脂は悪者にとらえられがちです。しかし、実際のところ、皮
脂は肌のうるおいを保つのに必要不可欠なもの。肌がニュートラルな状態のとき、みずみずしく
うるおって調子がいいときは、皮脂と水分が絶妙のバランスで混じり合い、外的刺激から肌を守
る保護膜となっています。水分だけが十分あっても、油の膜がなければ水分は蒸発してしまい、
肌に保っておくことができません。問題は、必要以上に分泌されてしまうこと、分泌された皮脂
に間違った対処をしてしまうことなのです。
思春期のニキビと違い、大人になってからできるニキビは、Tゾーンなどのもともと皮脂分泌
が多い部位にできるわけではありません。フェイスラインなど、本来は過剰に皮脂が分泌されな
いはずの部位にできるのです。
大人のニキビは肌質にかかわらずできるのも特徴です。乾燥肌の人であっても、局部的に皮脂
の分泌量が増え、ニキビができてしまいます。こうした場合、肌全体がべたついたり、ぎとつい
たりするわけではないので、もともとオイリーぎみな肌の人がするような皮脂をとりのぞくケア
だけをすれば解消するというものではありません。まずは、ニキビの原因となる過剰な皮脂の分
泌を抑えることが先決なのです。
皮脂の分泌が過剰になるしくみは、自律神経やホルモンの節で説明しました。たとえば、皮脂
の分泌が高まっている生理前やストレスがたまっているとき、チョコレートなどの甘いものやポ
テトチップスなどの脂っぽいものを食べ過ぎると、さらにニキビができやすい条件が調います。
そこで欲求にブレーキがかけられるか否か。そんなことも、皮脂対策、ひいてはニキビ予防のひ
とつにあげられます。
ここではそんな、皮脂との上手なつき合い方のヒントをさしあげましよう。
皮脂と水分のベストパランスを知る
ニキビができているときは、オイルフリーの化粧品か、たとえ油分が配合されていてもノンコ
メドジェニックを考えて処方されているものを使うのがベスト。化粧品に含まれる油分の中に
は、コメドになりにくい性質のものもあります。しかし、その判断が難しい場合、ひとまずこれらの化粧品を選んでおけば安心です。皮脂の分泌は盛んでも、毛包の出回の角質が肥厚した部位
は、水分の保持能力やバリア機能は落ちています。毛穴の出口をふさいでしまう角質肥厚を進行
させないためにも十分な水分補給と保護は欠かせないケアなのです。
また、皮脂分泌の多いニキビ肌は、表皮のバリア機能も落ちている場合が多いので、油っぱい
のに乾燥している、ザラザラする、肌が固く弾力に欠けると思ったら、油分を含む保湿剤がかえ
って効果的な場合があります。そんなときは、セラミドなどに代表される表皮由来の脂質(油)
や、九〇ページでデータをとりあげたコメドを誘発しにくい油分で構成されているものを選びま
しょう。ただし、ニキビが炎症を起こしている最中は、外用薬を使用する場合があるので、その
際のスキンケアはニキビを悪化させず、治療をサポートしてくれるものでなくてはなりません。

 

 

美容液はもちろんノンコメドジェニックのものを選びましょう。


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